いつかきっと担降りする

今はこんなに好きだけどいつかきっと担降りするんだろうな、と思うことが多々ある。元々熱しやすく冷めやすい性格の私は、きっと彼のこともすぐに飽きるに違いない。彼のツイートに一喜一憂したり、厨プレとか認知とか同担とのマウンティングとか、そのうちきっと「あの頃は若かったな」って笑える日が来るに違いないと思っていた。今現在も思っている。冷静に考えて、一生こんな生活なんて無理に決まっている。私は今年25歳になる地方在住の社会人だ。推しは31歳。31歳なんて、いつ『ご報告です。』なんていうタイトルのブログがあがってもおかしくないと、常日頃覚悟している。私だって周りがどんどん結婚していく中で、推しに会うために遠征を繰り返す生活を続けていける自信がまったくない。おたく趣味はやめられないと思っているけど、結婚してみたいとは思う。残念ながら今のところそんな予定はないけれど。俳優の追っかけ以外にもやりたいことはたくさんあるし、国内旅行も海外旅行もしたいし、おいしいご飯も食べたい。欲しいものだってたくさんある。そういうリアルな生活も私にとっては欠かせなくて、推しを優先できなくなる時が必ずある。今までもあった。いつか、担降りをする、もしくは茶の間になる。そんな時が必ず来ると思っている。

推しはTwitterの更新もブログの更新も少ないほうだ。それはきっと、彼なりの優しさだと思っている。若いファンの子達に彼女がいることを悟られないよう、投稿頻度が低いのではないだろうか。そんなことを考えてしまう。ネガティブな性格というか、こんなイケメンなのに彼女いないとか嘘だろ!?と、どうしても思ってしまうのだ。とはいえ、31歳という年齢のこともあるし、最近仕事がノッてきていることも考えれば、ここでカノバレ炎上なんてしたら本当にファン離れていきそうだから気をつけろよ???と常々思っている。本当に、しっかりしてくださいね。

みんな担降りってどういうタイミングでするものなの?私が若手俳優にはまったきっかけが今推してる彼なので、まだ担降りを経験したことがない。告知があればスケジュール確認⇒飛行機予約、のこの流れをやめる時が来るのか。もう航空会社を比較したり、遠征資金をやりくりする必要がなくなるのか。

先日、現場に行きました。とても期待していた舞台だったし、久しぶりの推しなので最高のテンションだった。推しが出てきた瞬間、今までだったら「かっこいい!好き!彼以外見えない!!!」くらいの頭わるい感情でいっぱいだったのに、今回は「あー推しだー生きてるーよかったー」くらいのゆるっとした感情でした。自分で自分にびっくりした。物販だって、ビジュアルがあまり好みではなくて買わなかった。推しの生写真大判買わないことなんてある???前までは脊髄反射で推しのものはすべて購入してたのに。これは担降りの予感なのかなー、なんて思いつつブログ書いてます。担降りしたら彼のグッズ達はどうしたらよいのだろう。みんな売るの?推しに返却するなんて強い人もネットで見たことあるけど。チェキとかさ、捨てられないじゃん。思い出としていつまでも持っておくの?ずーっと、どこかに大事にしまっておくの?

こんなことを考えつつも、推しから離れられない。新しくハマる何かに出会ったら、きっと担降りするのだろう。いつかきっと「あの頃はなんで必死に毎月東京に通ってたんだろうね」って振り返る時が来るのだろう。推しの将来だって全く分からない。仕事が増えていくのか、減っていくのか。舞台じゃないフィールドに顔を出すかもしれないし、考えたくないけど引退という可能性もある。結局、推しの人生は推しのものだし。

こんなことを考える私は、きっと追っかけに向いてない。

それでも会いたいと思ってしまうので、人生は本当にうまいこといかないな。ちくしょう。